花の香りは風に舞い
樹々のもとまで届きゆく

木陰で人と鳥は集い
蛇は日向で寛いでいる



花を摘んだ箱が
目の前を通り過ぎる


一度
通り過ぎたと思ったら

くるっと
戻ってきて集いに届く



住所のない郵便なので
うっかり通り過ぎました


届け人は
少し照れた風に話し

その箱を
届けて去ってゆく



箱を開けると
鍵がある


よく見ると
湖側の木の幹に

不思議な
不思議な扉があり

扉に鍵は
ぴたりとはまり


開くと
梯子で登れる世界



その梯子は
樹のてっぺんへ


不思議に驚き
笑っていると

足元の
クローバーも揺れている





【追記】

外から登れる樹の幹の
内側に梯子があるとは

ちょっと意外で
面白い世界観なきょうのうた



よじ登れるのだから
梯子なんて要らないのでは?

そう想う人も
いるかもしれませんが


外側から登るのと
内側から登るのと


辿り着く地点は
たとえ同じでも

きっと見え方が
変わるものだと想います



あなたの
過ごす日々の中で

ちょっとした
無駄を楽しんでみる感覚に


ちょこっと
寄り添ってみると

違いの感動を
感じやすいかもしれません




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