静かな海底で
魚たちは語り合い

水面は彼らの
言葉のリズムに揺れている



散歩に来た犬は
水面の揺れを見て


ワン!とひと声


その声が
届いたかのように

雲間から
太陽が顔を出し

温かな光が
地に射し込んでいく



空から
降ってきた温もりは

花びらとなり
犬の背に貼りついた


そのまま
家に着くと

また勝手に出かけていたのね

家主は
面白そうに話しかける



その花びらは
押し花に

数日後には
紙に描かれ海を渡り

夜には
新たな街へ着く


そして
朝を待ち

花を愛する人のもとへ
届けられる



言葉は添えられない
花だけの手紙を

配達人は
大切そうに鞄に入れ


湖畔の樹は
その姿を見て

きょうも誰かの
想いが運ばれることに

風にさわさわ音を立て
喜びを感じている





【追記】

水面の揺れというのは
とても細やかなもので

足を止めた人にこそ
感じられるものでもあります


そこで
見たものが合図かのように

きょうのうたは
始まっていっています



ふと
足の止まる瞬間

感じたものの香りや味わい
感じたものの息吹や音色

あなたの中に
すぅ~っと吸い込まれるものを

意識してみると
膨らみを感じられるかもしれません





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こまったこ

脳には妙なクセがある

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