庭の中にある

花のアーチに
囲まれたベンチでは

一羽の鳥が
木の実を食んでいる


庭の外にある
湖の先の道から

1人の人が
この庭へと向かってる



空を見上げると
鳥が飛び

自分の行く方向と
同じことに

不思議と
顔が綻んでしまう


種は違っても
行く道は一緒の

仲間のような
楽しい気分に胸が和む



訪ねてくる人を待ち
静かに本を読む人は顔を上げ

ゆっくりと
暮れだした夕陽を眺め

昼に焼いたパンにナイフを入れ
温める支度を始める



庭では鳥が
仲睦まじく歌い

いつの間にか
二羽になっていたのね・・・と

パンの切れ端を
そっと窓際に置いておく



温まりだしたパンの香りが
部屋中を包みだしたとき

庭の花を賞賛する声が聞こえ
訪ね人が来たことを知る


あの人は
いつ来ても

こんな風に
ひとつひとつに感動する


その感動は
わたしの心の栄養でもあるの

くすくす笑っていると
戸を叩く音がする






✳︎今日は追記はお休み✳︎


物語の中にある

余白のようなものを味わってみると

面白い発見があるかもしれません


関連記事
スポンサーサイト

シャネルとピラミッドパワー

9/26 ルノルマン・きょうのうた

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿