紳士は
手紙を綴り

船に乗り
島に住む女性のもとへ


ほんの1時間ほど
それでも

船に乗り
海を渡り

波に
揺られていると

冒険者のような
勇敢な気持ちが募る



船が
向かう島では

紫とピンクの
花の咲く庭で

女性は
鼻歌を歌い

庭の片隅で
ネズミが食事をしている


ネズミは
気づかれてないつもり

けれど
女性は気づいている



私の庭の草って
そんなに美味しいのかしら?



今度話しかけたら
驚くかもしれないわねと

ひとりでクスクス微笑み
花に水をあげていると

見たことのない
キツネが迷い込んでくる



あら
特別ゲストだわ



のんびりと
そんなことを想っていると

キツネは
澄ました顔で

その庭を
ゆっくり通り過ぎていく




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