地下室におりて
あなたは

木のテーブルにのる
本を開く


懐かしい
紙の匂いと共に

広がるのは
織り込まれていた花の香り



花の香り・・・



長く
織り込まれていたはずなのに

鮮明に香るのは
誰かがつけた香水なのか


自分の前に
誰かがいたのだろうかと

思いを馳せながら
ページをめくる



次第に
香りが心に広がり

本を
読みにきたはずなのに

香りに魅かれ始めている
あなたに気づく


立ち寄った場所で
予想外のものを得ること


それは
寄り道の特権なのだと

あなたは
ほっと肩を撫で下ろす


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7/8 ルノルマン・きょうのうた

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